仮設住宅を出ていかれる方もいるし、残っていく方もいて。

自治会長さんの不安とか悩みは尽きないし、夜も眠れなかったり。

そうはいってもみんなのことを思ってるし。

「大丈夫だとか、わかるなんて、気安く言うなよ」とおっしゃる本当のつらさ。

そこには言葉はいらない。なんにもいらない。

本気で寄り添う。それだけなんですね。

 

ライブだけのつもりでしたが、井戸端わもんに呼ばれているような気がして。

福島の方々が何重にも抱えていらしゃっること。

当時のつらい話、終わっていない放射能のあたりのこと。

まわりにいた人たちともバラバラになったまま、復帰できていない現状。

いまだに続く重い気持ちの砂出しができればと、明るい方へと向かって。

 

「大丈夫なんて、言われたくない」。

拒絶、そして、溢れてきた会長さんの思い。

あのときの本当の気持ちを誰も聞いてくれなかった。

政治家の人たちは選挙の時に来て、心配するなみたいなことを言うけれど。

俺らの気持ちはそんなもんじゃない。

 

午後からのライブは、その振り返りでした。

感じ方や思い、寄り添う自分の在り方。

もしかしたらまだ、なにかしたいという気持ちが動いてるんじゃないか。

そうはいっても輝きは、ある。

深さが足りなかったんじゃないか、準備不足もあったんじゃないか。

朝から、会場の外で待っていてくれた会長さんの想い。

どうすればよかったのか。言葉ほどに単純なことではないけれど。

 

僕らはようやく出会ったんじゃないだろうか。

聞く力を磨いてきたけれど、今ここでもう一度、考えさせられた。

魂がしびれるような一日でした。

 

今、振り返って、思います。

聞く、そこにはなんにもいらないと。

そして、準備も在り方につながっている。

朝からというよりは、24時間、はじまっているし、続いている。

僕も準備していたいと思います。

 

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一木さん、ありがとうございました。

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